秋田が生んだ、鮮やかな紅さと星空の模様がかわいいりんご。
甘くて食べやすい「秋田紅あかり」は、小さな子どもからお年寄りまで、幅広い年代の方に人気です。
みなさん、果物は好きですか?
以前、テレビ番組で「秋田県民は果物の消費量が全国で1位である」と報じられていたのを見て、驚きました。たしかに振り返ってみると子どもの頃から必ず食後には季節の果物を食べていたという記憶があるので、あながち間違っていないかもしれません。
そんな「果物好き」といわれる秋田県民。なかでも「りんご」は良く食べます。
りんごは消化が良い果物といわれていますが、消化を促進させる働きもあり、お腹に優しい。そして、秋田の冬は寒いので冷蔵庫で保存しなくても、いつでもおいしいりんごが食べられるという環境もまた、りんごを良く食べる要因かもしれません。今回は果物大好き県・秋田に生まれた、新しいりんごのご紹介です!
「王林」と「千秋」を掛け合わせて作られた品種です。
秋田県が平成17年に品種登録をしたりんご「秋田紅あかり」。「王林」と「千秋」という品種を掛け合わせて作られた品種です。
一般的なりんごに比べて大きめで、濃い紅色をしています。そして、表面に星空のように果点が浮かび上がっているのも特徴です。
秋田県内の鹿角市や大館市、横手市や湯沢市で栽培されていますが、まだまだ新しい品種ということもあり、生産数は多くありません。生産地の多くは、県内でも有数のりんごの産地。昼夜の寒暖の差が激しいので、その気温差によって赤みが強く、そして糖度の高い「秋田紅あかり」が育てられています。
まるで星の形のような果点もあります。紅い星空みたいな模様です。
ジューシーで甘みたっぷり。食べやすい歯触りも人気の秘密。
「秋田紅あかり」は、糖度15度以上。酸味が少なく、濃厚な甘みたっぷりです。「秋田紅あかり」のもととなった「王林」も、甘さが強い品種として知られていますが、「秋田紅あかり」の果肉は王林よりもしっかりしていて、適度な歯触りがあり、硬すぎない食感が特徴。お年寄りや子どもにも食べやすいので、贈答用として喜ばれています。
このジューシーな甘さは、やみつきになりますよ!
おすすめの保存方法
りんごは保存性の高い果物ですが、長くおいしく食べるためには正しい方法で保存する必要があります。りんごは収穫後も呼吸し水分を発散しています。長期保存する場合は、ひとつひとつ新聞紙で包むかビニール袋に入れて暖房の効いていない涼しい場所か、冷蔵庫(野菜室)で保存しましょう。